問題解決のしくみ フレーム&ワークモジュールとは?
フレーム&ワークモジュール® とは、渾沌としている業務を、まず、見える化し、【モジュール化】(=分化)していきます。次に、仕事の流れ(フロー)を、先に分化したモジュールを最適な形に再構築【フレーム化】します。
こうしてできた仕事のフレームを、【ワーク】(=実践・改善)していきます。
PDCA と改善のサイクルを内包しているため、フレーム&ワークモジュール® は、〝進化し続けるしくみ〟のベースとなります。
個人のフレーム&ワークモジュール® Frame & Work Module® for individual
構築したフレーム&ワークモジュール® に則り、「何を?」「どう?」を考えながら、実践・改善を繰り返します。成功事例はもちろん、失敗事例からも、「何を?どう?すればよかったのか」を学習し、ナレッジ・ノウハウを蓄積していきます。
つねに、「今よりよくするには、どうすればよいか」という視点で仕事に取り組むため、自然にプラス思考が身につきます。また、実践すればするほど、自転車こぎが上達するように、時間短縮や効率向上していきます。
個人でフレーム&ワークモジュール®を構築すると…
今より良くするための視点でプラス思考が体得できる
一つ一つの仕事が見える化でき、効率がアップする
自転車漕ぎのように実践すればするほど、上手くなる
個人のナレッジ&ノウハウが見えるか・蓄積できる
組織のフレーム&ワークモジュール® Frame & Work Module® for organization
組織共通のフレーム&ワークモジュール® をもとに、全員で「何を?」「どう?」を考えながら、実践・改善を積み重ねます。
また、成功事例・失敗事例を共有化するための、【ナレッジミーティング(※営業部門では、ナレッジミーティングを「営業戦略会議」として行います。
また、医療・介護職ではミニカンファレンスとして行います。)】を行い、実際に行った具体的なケースをもとに、メンバー全員がアイデアを出し合い課題解決に取り組み、ナレッジ・ノウハウを共有・蓄積・活用します。これにより、社内のコミュニケーションが最適化され、風通しのよい組織への社内風土改革にも役立ちます。
共通フレームをもとに、全員が現場で実践したプロセス~結果を共有することは、一人で何人分もの経験を短時間でできる貴重な機会となります。
チームでフレーム&ワークを共有・活用すると…
誰でも、確実にできる
PDCAがルーチンとなり、改善・進化する
社内風土の構築&改善
個人を攻撃しない、人に優しく効果的なしくみ
全社のナレッジ&ノウハウが共有化・蓄積できる
フレーム&ワークモジュール®で、全社員のナレッジマネジメントが実現可能となる!
暗黙知
思い、熟練、ノウハウなど、
言語では語り切れない、
主観的、身体的な経験知
形式知
明快に言語化、客観化できる理性的な知であり、
普遍性を求めていくもの
論理、問題解決手法、マニュアル、システムで表現できる
暗黙知と形式知は、通底しているが、アナログとデジタル、経験と言語というような対照的な性格をもち、そこにダイナミクスが起こる。 暗黙知と形式知を絶えずスパイラルアップさせることが知の源泉、知の創造プロセスの基本となる。(参考図書:『知識創造理論』野中郁次郎著)
フレーム&ワークモジュールは、さらに、 すべての現場の知恵・ノウハウ・ナレッジがカルテ(データベース)に蓄積・共有化でき、 強く英知にあふれた人材育成・組織開発のシステム構築が実現します。
フレーム&ワークモジュール構築の具体的な手順イメージ(例:電話応対)
モジュール化は新たな時代の和モデル
弊社が2000 年から取り組み始めた、“モジュール化” による人材育成&営業戦略。
一部の産業界(とりわけコンピューター関連)では、「モジュール化が進んでおり、2000
年にハーバード・ビジネス・スクールの当時の学長・副学長であった、ボールドウィン教授とクラーク教授が著した「モジュール化」の奥義書、Design
Rules:The Power of Modularity が出版されました。
その中で述べられている「モジュール化パワー」は、20
世紀後半に現れはじめ、新たな産業アーキテクチャの推進力は、指数関数的に世界経済に浸透し、大企業中心型の大量生産を前提にした既存の産業構造を一新した、まったく新たな天地を「創造」(Create)するものでした。
[訳書『デザインルール』(東洋経済新報社)より抜粋]
しかし、日本は80 年代の製造業での成功体験にひきずられ、「モジュール化」対応に遅れをとりました。
その理由のひとつに、日本の企業や組織の強みは、「モジュール化」とは対局にあるʻすり合わせʼ にあるとされてきたことが挙げられるでしょう。
フレーム&ワークモジュール® は、新しい組織や産業の基盤となる“モジュール化” と、本来日本企業の持つ強みであるʻすり合わせʼ の“融合形” です。
さらに、企業にとってかけがえのない資源(リソース)であり、現場の知恵である〝ナレッジ・ノウハウ〟を“フレーム&ワークモジュール®” という基盤のうえで、共有化・蓄積・活用できる、秀逸なメソドロジーです。
これが
フレーム&ワークモジュール® は、新しい時代の、組織と人材の『和(Wa)』モデルであるゆえんです。